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April 03, 2020 14:47

Jupyter Notebookみたいな情報整理ツール、「Dendoron」

Dendoronはどんなサービスか

昨今、多くの方が個人や業務関わらず、様々な情報整理ツールを利用している

  • はてなブログやqiitaにブログを書いている人
  • trelloやbacklog、のチームwikiで情報を共有している人
  • slackやteamsで小さいハードルで細かい単位でスピーディーに情報共有している人

それぞれのサービスが色んな要求を満たしている。(本記事はJupyter Notebookのような対話型実行環境アプリケーションの使用経験のある方を前提としている。)

Jupyter Notebookみたいな情報整理ツール

  • 改めてJupyter Notebookって?:インタラクティブなpython実行環境であり、セルというカード単位でプログラムを実行し、結果を出力できるのが最大の魅力のアプリケーション。インタラクティブに途中結果を見ながら開発できるため、試行錯誤を伴う作業に重宝する

  • Jupyter Notebookの良いところ:カード単位で入出力できるため、アプリケーション開発を小さい単位で確認しながら、大きく発展できる。また、この途中経過を可視化することによって、全体を意識しながらも細部に集中できる

  • Jupyter Notebookのようなセル型開発の利点は一般的なあらゆるドキュメント作成にも応用しうる。

  • Jupyter Notebookを情報整理ツールのように使えたら、またwebの特性を活かして多人数でそれができたら便利。Dendoronの設計思想には多くの点で、Jupyter Notebookの利点が反映されている

主な機能

  • 一つのボードにカードを追加していく形で情報整理していく
  • markdownとmathjax(数式編集)をサポート
  • 一つのボードの中でカードの順番の入れ替え、ボード間での移動ができる機能
  • 階層情報を付加できるので、マインドマップのように使ったり、畳み込む機能(アウトライナーも標準装備)
  • タグとカテゴリーをボードに付加できるので、プロジェクトwikiのようにドキュメント管理する機能
  • 複数人で一つのボードを同時編集できる機能
  • 公開/非公開を制御できるので個人の勉強メモにも、ブログのようにも利用することができる機能

デモ

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カード単位の利点

  • 発散思考モードでは流れや論理構造に束縛されることなくアウトプットできる(どこに何を書くべきか考えたり探したりしたくない)
  • 一方で収束思考のモード、或いは人に見せるようなアウトプットも目指せるように、カードの並び替えや階層構造が随時付加できる要件を満たせる→情報の再利用性が高まり、情報が付加価値を産むようになる。特にチーム内のメンバーがリアクションしやすくなる